ドリルはロマン。FreeCADでドリルをモデリング。
今回はドリルです。
使い道は全くありません。
この形は特撮やアニメで見ますが、
実際には掘れません。
何故これを作ったかと言えば
ロマンです。
FreeCADでの手順はこちら
1、円錐を作る
FreeCADを起動し
パートデザインワークベンチにし
新しいボディ、新しいスケッチを作成します。
スケッチはXZ平面です。
下のように上底3mm下底20mm高さ50mmの
直角が2つある台形をスケッチし拘束します。
それを回転押し出しします。
2、螺旋を描く
新しいボディを作成し
ワークベンチをpartに変えます。
赤丸のプリミティブの作成をクリックします。
螺旋を選びます。
パラメータの条件は以下の通りです。
3、渦を作る
ワークベンチをpartdesignに切り替えます。
XZ平面で新規スケッチを作成し、
以下の形をスケッチします。
Y軸とスケッチの右の辺を結ぶX軸に直線を引き
補助線にします。
右の辺の2つの頂点とこの補助線を対称拘束します。
円弧の2つの頂点と補助線を対称拘束します。
右の辺とY軸の距離を27mm
円弧の中心とY軸の距離を6mm
補助線とX軸の距離を50mmとして拘束します。
このスケッチをコピーし
補助線とX軸の距離を40mm
円弧の中心とY軸の距離を9mmとして拘束します。
同様に10mmごとにX軸上までコピーします。
X軸上のスケッチ(ここではsketch006)をアクティブにし
赤丸のスイープを選びます。
断面変換のモードを
マルチ断面とします。
セクションを追加を選び
断面となるスケッチ(ここではsketch005)を選びます。
同様にセクションの追加とスケッチの選択を繰り返します。
赤丸のオブジェクトを選び3D上の螺旋を選びます。
渦巻きが出来たら『OK』を押します。
4、円錐から渦を差分する
ワークベンチをpartに切り替え
円錐台→渦巻きの順に選び
赤丸のブーリアン差分を選びます。
螺旋は完成です。
我が家の子どもは小さいので
ここから先端を丸める作業をいれてあります。
また、もっとえぐれたドリルにしたかったのですが
プリント時にサポートが着くと表面が荒れてしまうので
サポートを必要としないギリギリのモデリングにしました。
印刷結果がこちらです。
まごうことなきドリルの完成です。
全く使い道がないと思っていたドリルですが
子どもたちは歯医者ごっこで虫歯を削る真似の時に使っています。