XYZprint(ダヴィンチmini +) 使い方チュートリアル
2019/5/15
XYZprintには日本語の説明書がなく
英語版はあるのですが説明不足な箇所があります。
各項目の意味の説明と
実際に私が使用している条件を書いていきます。
XYZprintを起動します。
赤丸から作成したデータを読み込みます。
自動でモデルを中心かつ地面に設置した状態で
展開してくれます。
何もないところで右ドラッグでモデルを回転できます。
ホイールの回転で拡大縮小ができます。
モデル上で左クリックすると下のように
モデルの位置設定画面が出てきます。
位置設定の中で赤丸の回転から
黄丸の『オブジェクト自動旋回』を選ぶと
自動でよい向きに回転してくれます。
※印刷は上面が綺麗に出来上がります。
自動旋回では全体として最もよい向きにしてくれますが
今回のようにブロックだと内部は汚くても
上突起が綺麗な方がよい場合は
自動旋回はしない方がよいでしょう。
赤丸の『ランド』を選ぶと
設置させる面を選ぶことも出来ます。
次に印刷設定を見ていきます。
赤丸のプロファイルはメニューです。
よく使う印刷設定があればここに追加しておくとよいでしょう。
その下の材料はそのまま材料です。
印刷形式はおおまかな印刷設定です。
現時点で私は5種類ほど印刷していますが
毎回この下の『一般』と『サポート』から
詳細に設定することをお勧めします。
印刷形式が決定すれば赤丸の『準備』
を押します。
赤丸の部分を動かせば輪切り像が見えます。
プリンタの設定が出来ていれば
黄丸の『印刷』を押せば始まります。
その下に推定時間がありますが
毎回大幅に伸びます。
※プリンタの設定については前回のこちらへ
ここからは詳細な印刷の設定を説明します。
画面を戻って一般をクリックすると
下のようになります。
『内部充填密度』はフィラメントの内部密度です。
左が10% 右が90%です。
『インフィルタイプ』は中身の形です。
上左で格子状になっています。
蜂の巣を選ぶと下のようになります。
フィラメントの使用量が10m程多くなり
撮影時間も増加しています。
『シェル』は壁の厚さです。
『レイヤの高さ』はどれほど細かく輪切りにするかです。
細かい方が高品質なものが出来上がります。
『一層目レイヤーの高さ』は高いほど
ベッドに張り付くようですが
効果のほどは検証中です。
『温度』はベッドの温度でしょうか。
ダヴィンチminiではその機能はないので不明です。
『引き戻し長さ』は印刷が飛ぶとき
ヘッドからフィラメントが出っぱなしに
ならないように引き戻します。
これが不十分だと出来上がりに棘ができるみたいです。
『フィラメント吐き戻し速度』
は印刷中のフィラメントつまりに影響あるようですが
どのように影響を与えるのかは現在調査中です。
『印刷速度』は遅いほど高品質になります。
私はもっぱら下の設定で印刷しています。
完全な印刷失敗は今までありません。
表面アイロンは出来上がりの
上部分の表面を綺麗にしてくれます。
次はサポートにいきます
サポートは印刷時に張り出した部分を支えるものです。
『サポート構造タイプ』はサポートの形です。
『サポート密度』は密度です。
『サポート生成基準』は水平からどの角度落ち込んだら
サポートを生成するかです。
下の画像では手前が45度、真ん中が60度です。
基準を45度としているので
手前はサポートが作られ真ん中はサポートが印刷されません。
初期は45度ですが私が斜面を印刷したとき
傾斜が歪んだので可能な限りつけるべきだと思います。
『サポート間隔』もそのまま間隔です。
『サポートエリアの延伸』は張り出した部分より
さらに外側にサポートを生成できます。
『ラフト』は印刷時に
モデルの下に下敷きのように作成するものです。
印刷すると底面が反るので
私はどんな小さいものを印刷するときでも
必ず有効にしています。
『底辺』はラフトと効果は似ています。
そのため、ラフトと底辺を同時には作成できないように
なっています。
その違いはラフトはモデルの下に作られますが
底辺は最下層に付属して作られます。
底辺の1スライス目は下のようになります。
私はもっぱらラフトを使用しています。
以上ですが、今後も新しく何かわかればこのページを加筆修正していきます。