3Dプリンタ はじめました

これから3Dプリンタを始める方の参考になればいいなと思います(毎週土曜日更新)

XYZprint(ダヴィンチmini +) 使い方チュートリアル 

2019/5/15

XYZprintには日本語の説明書がなく
英語版はあるのですが説明不足な箇所があります。
各項目の意味の説明と
実際に私が使用している条件を書いていきます。

 

 

XYZprintを起動します。

赤丸から作成したデータを読み込みます。

f:id:fumiohonjo:20190515151510j:plain



自動でモデルを中心かつ地面に設置した状態で
展開してくれます。

何もないところで右ドラッグでモデルを回転できます。
ホイールの回転で拡大縮小ができます。
モデル上で左クリックすると下のように
モデルの位置設定画面が出てきます。

f:id:fumiohonjo:20190515151528j:plain



位置設定の中で赤丸の回転から
黄丸の『オブジェクト自動旋回』を選ぶと
自動でよい向きに回転してくれます。
※印刷は上面が綺麗に出来上がります。
自動旋回では全体として最もよい向きにしてくれますが
今回のようにブロックだと内部は汚くても
上突起が綺麗な方がよい場合は
自動旋回はしない方がよいでしょう。

f:id:fumiohonjo:20190515151540j:plain



赤丸の『ランド』を選ぶと
設置させる面を選ぶことも出来ます。

f:id:fumiohonjo:20190515151600j:plain



次に印刷設定を見ていきます。
赤丸のプロファイルはメニューです。
よく使う印刷設定があればここに追加しておくとよいでしょう。

その下の材料はそのまま材料です。

印刷形式はおおまかな印刷設定です。
現時点で私は5種類ほど印刷していますが
毎回この下の『一般』と『サポート』から
詳細に設定することをお勧めします。

f:id:fumiohonjo:20190515151621j:plain



印刷形式が決定すれば赤丸の『準備』
を押します。

f:id:fumiohonjo:20190515151634j:plain



赤丸の部分を動かせば輪切り像が見えます。
プリンタの設定が出来ていれば
黄丸の『印刷』を押せば始まります。
その下に推定時間がありますが
毎回大幅に伸びます。
※プリンタの設定については前回のこちらへ

f:id:fumiohonjo:20190515151647j:plain



ここからは詳細な印刷の設定を説明します。
画面を戻って一般をクリックすると
下のようになります。
『内部充填密度』はフィラメントの内部密度です。
左が10% 右が90%です。

f:id:fumiohonjo:20190515151704j:plain



『インフィルタイプ』は中身の形です。
上左で格子状になっています。
蜂の巣を選ぶと下のようになります。
フィラメントの使用量が10m程多くなり
撮影時間も増加しています。

f:id:fumiohonjo:20190515151716j:plain



『シェル』は壁の厚さです。
『レイヤの高さ』はどれほど細かく輪切りにするかです。
細かい方が高品質なものが出来上がります。
『一層目レイヤーの高さ』は高いほど
ベッドに張り付くようですが
効果のほどは検証中です。
『温度』はベッドの温度でしょうか。
ダヴィンチminiではその機能はないので不明です。
『引き戻し長さ』は印刷が飛ぶとき
ヘッドからフィラメントが出っぱなしに
ならないように引き戻します。
これが不十分だと出来上がりに棘ができるみたいです。
『フィラメント吐き戻し速度』
は印刷中のフィラメントつまりに影響あるようですが
どのように影響を与えるのかは現在調査中です。
『印刷速度』は遅いほど高品質になります。
私はもっぱら下の設定で印刷しています。
完全な印刷失敗は今までありません。

f:id:fumiohonjo:20190515151731j:plain



表面アイロンは出来上がりの
上部分の表面を綺麗にしてくれます。

f:id:fumiohonjo:20190515151743j:plain



次はサポートにいきます
サポートは印刷時に張り出した部分を支えるものです。
『サポート構造タイプ』はサポートの形です。
『サポート密度』は密度です。
『サポート生成基準』は水平からどの角度落ち込んだら
サポートを生成するかです。
下の画像では手前が45度、真ん中が60度です。
基準を45度としているので
手前はサポートが作られ真ん中はサポートが印刷されません。
初期は45度ですが私が斜面を印刷したとき
傾斜が歪んだので可能な限りつけるべきだと思います。
『サポート間隔』もそのまま間隔です。
『サポートエリアの延伸』は張り出した部分より
さらに外側にサポートを生成できます。

f:id:fumiohonjo:20190515151755j:plain



『ラフト』は印刷時に
モデルの下に下敷きのように作成するものです。
印刷すると底面が反るので
私はどんな小さいものを印刷するときでも
必ず有効にしています。

f:id:fumiohonjo:20190515151807j:plain



『底辺』はラフトと効果は似ています。
そのため、ラフトと底辺を同時には作成できないように
なっています。
その違いはラフトはモデルの下に作られますが
底辺は最下層に付属して作られます。
底辺の1スライス目は下のようになります。
私はもっぱらラフトを使用しています。

f:id:fumiohonjo:20190515151823j:plain

以上ですが、今後も新しく何かわかればこのページを加筆修正していきます。